- ヤマトコトハ、タカラの「カ」に想う
-
2018.01.22 Monday
目に見えない働きの「カ」
「か」行音カキクケコは、共通して先祖と今、天と地、上下
(かみしも)を真直に行き来し、つなぐ目に見えないタテイト
といえる。しかもあらゆるものを浸透し通過させる。
見えない“気配”をカの音として人は発声する。カミ、カゼ、
カスミ、疑問符?の「カ」タカラとは「タ」と「ラ」を行き来(カ)して繋ぐはたらき。
タ音は
溜まる充満、あらゆる恵みを一点集中集合させる。求心の陽。
ラ音は
恵み得たものの価値を高め拡大拡散、他に与える。遠心の陰。タカラ(宝)とは、コトバの源を探れば、自ずからその意味が理
解される。本当のタカラとは、元々蔵に納めて大事に収蔵する
ものではなく世に広く生かし伝えるもののようです。
「タカラ」・・・ココまで・・・・・・・・・・・・・・・・
また「タ・ラ」と言えば、「たらちね(足乳根)」和歌(短歌)の枕詞
に用いられている。「タ」は 陽・天・日。「ラ」は 陰・地・月を表す。タは父・ラは母
でもあり「タラチネ」とは、枕詞でふた親、特に母親をあらわす
場合が多いようです。「チ」は血、血すじ、チカラ、霊。「ネ」は根源、根っこ、因など。
「タラ」または、タラチとも言い、父をタラチヲ、母をタラチメ
とも言う。ことばの源ヲシテ国学
大和言葉音義学を参照す
- 『日本のタカラ縄文ヲシテ文字講座』
-
2014.03.01 SaturdayY字形と△、外側に手が伸びて他の「ツ」同士がつながっているのが、わかるだろうか。やまとことばの繋ぐ「ツ」の意味が一目瞭然。カタカナ、ひらかな文字形からは、読み取れない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
講座案内
◇今こそ立ち返る!明らかになった縄文日本のタカラ◇
【日本語のルーツを探る!日本語のみなもとヲシテ】
・平成26年3月8日(土) 開始:13;30〜
・講 師:Bebe Suave(赤羽さん)
http://woshite-1nensei.doorblog.jp /
■前半:ホツマツタヱに学ぶ日本のタカラ
13:30〜
途中・休憩15分
■後半:ヲシテ文献とヲシテ文字について
15:15〜 ヲシテ文字の実習あり
・会 場:NPO法人アートサロン広島(横川)
http://www.makita-e.com/art/
・参加費:3.000円(会場・講師旅費・資料含む)
・準備品:各自、鉛筆・定規・ノート↓↓
150字の漢字練習帳が良い
■申込み・お問い合わせは下記へ ↓↓
■主 催:広島コトタマ交流懇話会(藤原通禮)
広島市東区牛田早稲田1-7-1(ゆい工房内)
fujihara@yuikoubou.com
TEL090-8718-9406
https://www.facebook.com/events/1539458956279677/?ref_dashboard_filter=upcoming&source=1
ありがとうございます。
- 先祖と共に生きる縄文のこころ
-
2014.02.09 Sunday
画像は、青森市、三内丸山遺跡(約5000年前)の復元図である。
画像上部に、集落から細く伸びる海へ続く道がある。
道に沿って極小さく整然と並ぶのは、先祖代々の墓である。
集落を後にして、航海や漁労に向かうとき、最後まで無事を祈
って見送るのはご先祖である。
常に先祖と共に生きて暮すのが縄文のこころであろう。
・・また、手前右手にも、山地に向かう道沿いにも、同じ様に
墓地がきれいに並んでいる。
集落を出て海へ、山へ、時には長期にわたる航海もあり、様々
な危険がともなう。いつも最後に見送るのは先祖であり、無事
に帰還すれば、一番最初に迎えてくれるのが、やはりご先祖で
ある。
先祖は、既に亡くなったものではなく、たましひとして現前と、
「今ここに生きている 」という思想があるからこそ、通路沿い
に並らんでいると言える。
こうして縄文の高度な精神 文明をたずね、今につながる「や
まとごころ」を 縄文から、マコトを学び知ることができる。
ありがとうございます。
- イノチの連続性
-
2013.02.26 Tuesday
賀茂百樹の『日本語源』によれば、
日本語の「チ」は「相互につなぐもの」を意味すると説明している。
「血=チ」は「イノチの活気を保ち続き、親から子に継ぐ」。
「父=チチ」は「血統(チスジ)が続く」。
「乳=チチ」は「母と子の間がつながり続く意味である」と解説している。
(ココまで)
「父=チチ」が「血統が続く」の意味なのに対して、
「母=ハハ」は「子をハラム」が語源。 よって、血(チ)は親と子の二つの
いのちを結び、イノチは血脈を介して、親から子へ、子から孫へと永遠に
つながっていく。
「血=チ」「父=チチ」「乳=チチ」「命=イノチ」「道=ミチ」
などの「チ」には、「連続性」「継続性」「永遠性」の意味が込め
られている。
そのイノチの連鎖は父系によって続いていくという。
だから父系継承を前提としている歴史がある。
- 和のことば「お互いさま」
-
2012.02.26 Sunday
和田治邦 画
「きづな」「おたがいさま」
二つのことばは、目で確かめることはできない
それぞれ綱、手綱のようにつなぎ留めているといえる。
今現在が、過去も未来も同時につながっているように。
脳内では、過去→現在→未来、未来→現在→過去
(やまとことばでは)まへ→いま→のち、のち→いま→まへ、
この流れを同時共時にめぐりをつくっているという。
「お互いさま」のきづな(絆)を表わすコトバも脳内では、
同じように瞬時にめぐらすはたらきをしている。
ここに、めぐることばがある。
「たけやぶやけた」前から、後ろから読んでも同じことば。
七福神の宝船にそえられるめぐりコトバがある。
『なかきよの、とおのねふりの、みなめさめ、
なみのりふねの、おとのよきかな』
ー長き世の遠の眠りの皆目ざめ波乗り船の音のよきかなー
和歌をコトタマ学で解説を加えているが、
「遠の」は、十音・・五十音(図)を表わし、
「船」は、行き交うコトバを表わしている。ナゾだそうです。
「あ」吾、と「な」汝、をハッキリと区別しない。
めぐりつながるもの同士。だからこそ
「お互いさま」がなりたつ。
ようこそ!ありがとうございます。
- 早春をひらく。
- 「辰年」振い起こし立ち上がる「辰」
-
2012.01.01 Sunday
新年おめでとうございます。
「辰年」振い起こし立ち上がる「辰」
〜ふるう(振ふ)!〜のことから・・・
「う」はチカラを充満させて動かし産み出すコトダマ。
「ウ・卯」年ウサギ〜「タツ」年へ・・・。うしたのうじ神さんへ初詣、早稲田神社拝殿の裏庭には、
なぜか?「ウス・石臼」が五種配置されている。また、どこの神社にも同じ拝殿正面には、むろん「スズ」が
架けられてあり、「フル(振る)」ことで音を奏で、鈴が鳴る。「ウス・臼」も「フルウ(振う)」ことで粉や餅などをつくり出し、
「ウム(産む)」である。
ウス、スズ、フルウ、ウム、の音はアイウエオ五十音図すべて
「ウ」の段が並び、ふしぎな示唆を孕み、見事なもの。「ウ」の音は口を三角に閉じてお腹の最下部臍下に力を、
充満させて発している。
「ウ」は閉じる方向の音であり、エネルギーをためて、次の
瞬間に力強く動くはたらき(振う)音であろう。辰年は、いよいよ立つ、立ち上がる。しかもすべての変化を
一まとめにし、全身全霊で立ち向かう「タ」の音につながって
いく。2012年果たして何が起ころうとも、石臼の働きのごと、
見失うことのなきように目差したいとねがふ。
- 立つ!共に立つ!
-
2011.09.09 Friday
「立つ!」、立ち挙げる「よぉーし!」とばかりに。
いよいよ立つ、起つ。
「タ」の音は全身全霊で気を集中させるはたらき。
活動のはじまりでもある。
そんな画像を、「田ご作さん」のHPから見つけた。
画像の場合は、今まさに立とうとする。
共に手を携えて一気に、気を合わせて・・・
http://tago39.jugem.jp/?day=20110909
- ことば・・・この国の危機 2
-
2011.02.02 Wednesday
↑ノーマンカズンズの碑(広島平和公園)
先月に続く表題です。
“この国の危機”高名な評論家がよく述べられる言葉
のようですね・・・。
一般市民に企業に、家庭の主婦にありながら何処か
この国はオカシイと感じられているお方は意外と多
く、そのような言葉をよく耳にする。
今は、もうすでにできることから具体的に動くことが
求められる。
今日は『「日本の神話」を私たちが伝承する番です』
村田美津子さん(安芸郡府中町)が毎月発行されてい
る「ありがとう通信」一月号から、ご了解を得て転載させ
ていただきます。
現在は、私たちが忘れた大事なことを取り戻すとき・・・
少し長くなりますが、しばらくお付き合いください。
・・次へ・・